絵は、身体が動いた痕跡です。

と思ってます。

手を振り回しただけでは、どこにも何も残らない。

手にボールか何か、見やすい目印を持たせれば、
手がどのような動きをしたか、
手を丸く回したのか、手を横に伸ばしたのか、
ちょっとは、目に見えやすくなります。

筆でもペンでも、なにか書くもの、
色の出るものを持たせて振り回せば、
それも、紙に向かって振り回せば、
手の動いた痕跡が残ります。

動いてる最中の手をじっと見てなくても、
色のついた紙を見れば、
その時、手を回したのか、伸ばしたのか、
ずっと後になっても、何年経っても、見ることができます。

極論ですが、なんだったら手でなくても、
書くものを足の指でつかんだり、
身体の他の場所にくくりつけてもいい。

人間の動いた痕跡。
それが絵だと思うのです。

電話しながら、ボールペンで無意味に、
ぐるぐるメモ用紙に描いちゃう。
なんでこんなもの書いてるんだとは思いながら、
しゃべりながら、書いてる。

携帯電話のせいでしょうか、
そういう「絵」を見かけなくなりました。

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